こんにちは、如月翔也(@showya_kiss)です。
今、北海道は小樽の市立小樽市文学館にて「ゲームの中の『物語』ボードゲームとTRPG展」を開催中なんですが、一応僕も往時の北海道TRPG界隈において50名規模のそれなりのサークルを10年ちょっと運営していた事もあり、そしてその頃の資料を持ち合わせていた知人が展覧会への資料貸出をしてくれたという事で、展覧会の中に僕の運営していたサークルTRI-Sの名前が出ているという事、運営を後押ししている十字路さんが一時期TRI-Sの会員さんでお世話になった経緯がある事から折を見て見に行こうと思っていたんですが、昨日今日嫁さんが懇意にしているおもちゃ屋さん(幼児用のおもちゃからカタンを超えないレベルのアナログゲームを扱っている)であるキンダーリープさんが来ているという事で「行こうか」という話になり、TRPG好きな長男も興味があるとの事で、TRPGにあんまり興味のない次男はお留守番で嫁さん・僕・長男の3人で赴いてきました。
ので、一応レポなんですが、関係者さんにばかりお会いして挨拶ばかりだったのであんまり深く展示物は見られていなかったので、参考にならないかもしれません。
一応4月29日にTRPGのエキシビションがあり、それに長男が興味を示しているのでもう一回行ってもいいかな、と思っているんですが、エキシビション関係者さんが今回出会った関係者さんよりも知っている関係者さんの数が多いので、それこそ展示物を見ている暇が無い気もするんですが、余裕があったらもう一回見に行ってみようと思います。
内容としてはボードゲームという遊びの中にジャンルとしてTRPGがあり、特に北海道では色々なサークルがそれぞれに頑張って一生懸命に遊んで広げていったんですよ、という歴史と、あとボードゲームというジャンルにおいて物語メディアを取り込んだTRPGというものの特異点を取り上げる陳列物があり、中には10年以上前に僕らが行ったコンベンションのパンフが置いてあったり、サークルTRI-Sがどれくらいの間活動を指定方が年表の下に矢印で書かれていたりしており、懐かしいやら恥ずかしいやらでした。
入場してすぐにTRI-S関係者のヤマさんとあって挨拶したり、展示物を見ている中で僕も人生で初めて見るTRPG「ファットマン」(プロレスのゲームですね)を見たり、懐かしのRPGマガジンを見たり、そして今DAC北海道をキックオフしてこの企画にも深く関わっている十字路さんとお会いしてご挨拶したりしてきました。
ちょっとツイートした内容なんですが、十字路さんは一時期TRI-Sの会員さんでしたし、4月29日のデモンストレーションの開設の甘衛門さんもサークルUNIさんの代表さんだったんですが同じく一時期TRI-Sの会員になってくれていた時期があったりして、そして、そういう人たちがまだ第一線で戦っているんですよね。
十字路さんや家の嫁さんがTRPGのファースト世代だとすると僕はセカンド世代で、D&Dの日本語版が出た時点で僕は生まれていなかったのでもうその点では追いつけないんですが、ここ20年僕は結婚して子供を作って育てて暇を見てオンセをするくらいで何も活動していなかったんですが、十字路さんは今DAC北海道をキックオフしていたり、甘衛門さんは今UNIの最終回を準備していたりと、ずーっと活動してきたんですよね。
それに対して僕はサブリーダーと二人三脚で運営してきたTRI-Sから縁遠くなって風にかき消させるようにサークル活動が解散してしまいましたし、そして二人三脚していたサブリーダーとは芸風の不一致からコンビを解消したのでまさに今一人の状況で、今長男が成人して大学に入り、30年前僕がしたように大学でTRPGサークルを作ると言っているのを見て、僕はこれで本当にいいのだろうか、と思い直すきっかけになった気がします。
ファースト世代が未だに現場を引っ張っているのに、セカンド世代の自分がセミリタイアでたまに遊ぶ程度でいいんだろうか、と思うんですよね。もちろんこの20年TRPGについては忘れた事はありませんし、それこそこっちのブログではなくちゃんとした方のブログでコラムの1000本ノック(感謝のTRPGコラム1000本突き)をしたりしてはいるんですが、最近セッション自体はめっきり減っていますし、オフラインセッションなんて何年前にしたのが最後でしょうか……。
ちょっと、動こうかな、と思います。
まず今やっていることは継続(速度アップしつつ)しながら、今札幌でオンセにせよオフセにせよ「足りない」穴があるのであればそれを埋める事ができないか、と思うんです。
D&Dは十字路さんがガンガンにやってくれていますし、ソードワールドもかなり供給があるかんじなので、オフセにニーズが有るかはわかりませんがCoCや、サイコロ・フィクション、ネクロニカ系のニッチなヤツ、あるいは若者向けの「広げる」施策はいっぱいやっている人がいるので、逆に若くない人向けの「広げないで仲間でやっていく」方向性のニーズ充足だって「広げる」ではなく「縮めない」という意味で業界に貢献できるので、ちょっといろいろ考えてみようと思います。
嫁さんのつてを頼ると今までにない方向性にもかなりリーチができるので、まあいきなりコネを使って何かをしようとは思わないんですが、何かをする時にコネが必要ならこっちも使って貰って構わないのでお願いする時があるかもしれません。
万が一サークルを立ち上げるなら、TRI-S 2nd Impactで TSSIになるのかな、とか思っています。
北海道にこだわらずオフセにこだわらない場合オンラインサークルもありえるので、ある日いきなり募集をかけるかもしれません。
というわけで「ゲームの中の『物語』ボードゲームとTRPG展」のレポと言うより決意表明っぽい感じになってしまいましたが、「今頑張っている人の熱気」は十分に伝わる展示会だったと思います。とても良かったです。